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一緒に歩こうよ。~特別養子縁組しました。~

一緒に歩こうよ。~特別養子縁組しました。~

特別養子縁組確定へ

特別養子縁組という重み

家裁の2度目の家庭訪問の日時が決定した。その日はぱんだは同席しなかった。
それについても許可をうけ去年と同じ調査員さん2名が我が家にやってきた。
1回目の家庭訪問より大きくなり伝い歩きを見せるラオウに目を細め
「順調な成長ですね。身長・体重は?」
「これまでに病気はしましたか?」などと
矢継ぎ早に成長についての質問をされた。
ラオウはとても健康で鼻水が出た時はあったけど熱はなく
お尻にお出来ができたことはあったけどそれ以外に
病気という病気はしていなかった。30分ほど話をして調査員さんは
帰って行った。
これであとは審判の結果を待つだけとなった。
申請してから7カ月過ぎていた。
それからだいたい1週間ほどで審判書類が届いた。
これから確定までの2週間を過ごさなくてはならない。
なんだかドキドキしてしまった。
毎日毎日実母さんが「返して」と言ってきたらどうしようとか
そんなつまらないことを悩んだりしていた。
しかし何事もなく2週間は過ぎて
3月の初めに確定書類が届いた。
うれしかった。
もうこの子は私達の子になったんだ。
横顔だけしか知らない実母さん。
私達にあの子を託してくれてありがとう。何よりもラオウを健康に
9カ月ものあいだ守ってくれて育ててくれてありがとう。
すぐに入籍手続きを行い住民票を貰った。
そこには「長男」と記載してあった。

ぱんだ家ラオウ 長男
ぱんだ家ぱんだ
ぱんだ家プリンの夫婦の子供。
結ばれた縁に感謝しかできなかった。

入籍手続きをしたと同時に児童裁判所の担当さんに特別養子認定が
降りたことを連絡した。
一緒に喜んでくれて2日後に措置解除の書類を届けていただいた。
ありがたかった。

縁を結んでくれた友人にも会の代表の方にも
ラオウを迎えた病院の皆さんにも
言葉にはならないくらいのありがたい気持ちだった。
プリンが手続きを終えて帰宅するのに合わせたように
ぱんだも早めに会社から帰宅して住民票を見た。
手を取り合って喜んだ。
もう誰にも渡さなくてもいい。この子の笑顔をずーっとみていられる。
それだけで幸せで・・・。

戸籍が出来上がるのを待ってぱんだの会社の手続きをした。
保険証ができあがってから国保の解約。
ぱんだ家の入籍が終わるころに同じころに子供を迎えて
少し遅れて申請した家族にも確定が下りた。
うれしかった。

ラオウを縁があって我が家に迎えて9か月ほど過ぎていた。
不妊治療をしなかったら
文通のコーナーで友達と知り合えなかったら
特別養子縁組のことを知らなかったら
会の代表の方と知り合うことがなかったら
そしてそして何よりもラオウに出会うことがなかったら
その一つでも欠けないで縁がつながってくれたから
今こうして家族としてのぱんだ家がありぱんだ家ラオウという
存在がいます。

縁はどこに転がっているかわからないけど
きっとどこかで結ばれているのではないかと思う。
プリンがぱんだと出会ったように
私達夫婦がラオウを迎えたように・・・
もしも不妊治療に悩んで行き詰ってしまっただけのプリンだったら
きっとここまでたどり着けなかった。
素敵な縁を結ぶことができたからだと思います。

本当にありがとう。
これからも何かの縁を結んで生きていければいいなと思います。

なんだかつたない内容ですがここまで読んでくださって
ありがとうございます。


                 ぷりん



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